水平線がまーるく見える！
朝日の中で見る感動の漁業体験。

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朝日が昇るより少し早く、定置網船は港を離れます。空はまだ墨色で、波間も黒々として、船の灯りだけが白く光っています。沖に向かうことわずか数分で船は定置網の張られた漁場に到着。そこから網を起こす（引き揚げる）作業が始まります。

二隻の船は、互いに船腹を見せるように向かい合って停泊し、漁師たちはそれぞれの位置に付きます。油圧ドラムで巻いているロープは漁師たちの阿吽の呼吸ができていないと簡単に切れてしまうこともあります。漁師たちの緊張が高まる瞬間です。

「ヨーイトー！ヨーイトー！」と声を掛け合って網を手繰り、二隻の船もゆっくりと船体を近づけていきます。網が上がるにつれて、海面にたくさんの魚影が現れてきます。漁師たちはピチピチと跳ね回る魚を掬いとって水槽に下ろしていきます。

魚が多ければ掛け声はますます勢いづき、漁師たちは一つになるのです。気が付いた頃には、東の空が明るんでいます。まるく見える水平線から、深い藍の空が金と朱に染まっていきます。

この漁業体験ツアーでは、漁師たちのチームワークによって魚が獲れる瞬間を富戸の美しい風景を海上から楽しんでいただくことができます。魚を積んで港に帰る頃には爽やかな朝日とマイナスイオンの効果で心も身体もリフレッシュできているでしょう。

ご参加条件は、お魚、定置網漁業、海に関心がある方を対象にしています

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